お部屋のインテリアとしてもオシャレで人気がある本型収納。
「飾るだけなら安い方が断然いい!」とお思いの方にも是非見てもらいたい100均の本型小物入れとヨーロッパから仕入れた本物のアンティーク洋書の違いを写真で詳しくご紹介します。
本型小物入れとは?
本型小物入れとは、ブックボックスと言われる本型の箱(ケース)のことで、多くの場合、欧米の本(古い洋書)をイメージしたデザインで作られています。
形状
フタを開くと中は空箱になっており、箱と蓋の接合部分にはマグネットが使用されていることが多いです。
単冊タイプのものから数冊まとまった形状のものまでデザインも幅広く、インターネット上で「本型収納」「本型小物入れ」「ブックストレージ」「エンプティブック」「シークレットボックス」などの名称で検索すれば色々なデザインの本型小物入れを見つけることができます。
箱状になっていない本の模型はダミーブックやイミテーションブック、フェイクブックと呼ばれており、主に店舗ディスプレイなどで使われている装飾小物です。
サイズ
ブックボックスのサイズは大きく分けると3種類ほどありますが、本棚の本を収納する部分の高さが20~30cmある本棚が多いこともあり、Mediumサイズのブックボックスがスタンダードなサイズになっています。
Large | |
---|---|
高さ | 21~29cm |
横幅 | 15~22cm |
深さ | 5~9cm |
Medium | |
高さ | 17~20㎝ |
横幅 | 12~16cm |
深さ | 3~8cm |
Small | |
高さ | 12~16cm |
横幅 | 8~13cm |
深さ | 3~4cm |
素材
多くの本型小物入れは素材にウッド(木材)や合成樹脂(ポリ塩化ビニルなど)を使用していますが、100均で売っているような値段の安いブックボックスの中には紙で作った箱に洋書のデザインを印刷しただけの物もあります。
価格帯
本型小物入れの値段は1,300円~8,000円ぐらいが相場で、ショッピングモールなどに入っている普通の雑貨屋やインテリアショップには2,500円前後のブックボックスが多く出回っています。
作りやデザインが簡易的な本型小物入れは値段が安く、見た目や触り心地が本物のヨーロッパ古書に近い本型収納ほど値段が高い傾向にあるようです。
ブックボックスと古い洋書の違い
アクセサリーケースなどの収納ボックスとして人気の高い100均の本型小物入れと、店舗やモデルルームのインテリアとして使われている本物のアンティーク洋書をインテリア小物としての視点から比べてみました。
表紙の違い
まずは本型小物入れとヨーロッパのアンティーク洋書を使ってそれぞれの表紙を比較してみます。
表紙部分にアールデコ調の凝ったデザインが施されていないアンティーク洋書と比べても、印刷タイプのブックボックスはちょっと味気ない感じが否めません。
インテリア小物として使う場合でも、シンプルなデザインの方が使いやすいので、本物の洋古書に近いブックボックスを選ぶなら表紙のデザインがシンプルなものを選ぶと良いかもしれません。
背表紙の違い
シークレットボックスとして使用しているブックボックスを本棚に収納する場合も、背表紙の外観は重要なポイントになります。
本物のアンティーク洋書はデコボコした独特のデザイン(装丁)が絵になりますが、ブックボックスの方はプリント感が強くあっさりしているので、本棚の装飾小物としてはちょっと物足りなさを感じます。
棚差しで飾るブックボックスを探すなら、少々値が張ってもアンティーク洋書をモチーフにしたウッド素材の物をチョイスするのが良いかもしれません。
質感の違い
質感を写真で感じるには限界がありますが、とにかく ブックボックスとアンティーク洋書では質感に大きな違いがあります。
経年変化によりハードカバー(レザーカバー)が擦れた自然なダメージ具合は実物を手にしてしまうと、たとえ精巧なレプリカであってもまったくの別物に感じてしまいます。
本のディスプレイに高級感を持たせたい場合などは、ブックボックスより本物のアンティーク本をチョイスするのが良いかもしれません。
中身の違い
本型の小物入れとアンティーク洋書の大きな違いは、とにかく開いた状態が「箱」なのか「書籍」なのかというところです。
アクセサリーや小物などを収納するシークレットボックスとして気軽に使うなら本型の小物入れ、店舗のディスプレイ小物やリングピローなどの素材として使うなら本物のアンティーク洋書といった感じで、使用用途により使いやすい方は違ってきますので、本型のアイテムを何に使うかによってチョイスするのが良いかもしれません。
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